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全チュー子・チュー太に告ぐ

 ワンちゃんとツーショットだけで世界中を沸かせてしまうなんて、大谷翔平さんの隣りに奥さんが写ったらどうなってしまうんやろ、と思っていました。
 写ってしまいましたね。ご結婚おめでとうございます。家族でも友だちでもないのに久しぶりの明るいニュースでした。
 でもー、大谷翔平さんに娘を嫁がせたかった友人達から苦笑い連絡が多数ありました。
 娘が可愛いくて嫁に出しなくないが、唯一認められるのは大谷さん、という人から、自分の娘は部活がソフトボールだったから、是非一緒になって欲しい、とか、身近な友人だけでも何人も残念がっていました(但し、当のお嬢様の気持ちはわかりませんよ、あくまでも母の気持ち、ですから)。
 私は女子会などで大谷さんの結婚話になった時、昔話の「ねずみの嫁入り」の話を思い出していました。
 ねずみのチュー子の両親が、チュー子は世界一の方にお嫁に貰ってもらいたいと思います。そこでお日様にお願いに行きました。すると、お日様が、確かに私は世の中をサンサン照らす事ができるけれど、雲が出てきたらもうどうしようもないんだよ、と言います。
 そこで、チュー子の両親は、雲に会いに行きます。雲は、風に吹き飛ばされてしまうと言うので、風にお願いに。風はどんなに一生懸命吹いても壁には負けると言うので、壁にお願いに行くと、壁が笑いながら、君たちネズミには敵わないよ、かじられたら終わり、と言います。チュー子は、お隣の蔵に住むチュー太のお嫁さんになりました、めでたしめでたし、という話です。
 分相応の結婚をしたわけですが、今時チュー子やチュー太のように親のいう事を素直にきく子はいませんし、更に言えば子は親の「もの」ではありません。
 働き方も家事育児のやり方も、時代やその夫婦にとってよければそれでいいのです。
 ですが、結婚を決めるまでの確認事項の一つに是非、相手の宗教は何か、をお互いに理解しておく事が大切ではないか、と、思っています。
 うちのように家業が寺院だと言いやすいですが、一般的には言いにくいのですよ。だからどうか、若者達よ、それに気づいて!と思います。ラブラブ真最中だとそれも無理かなー。

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