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お豆腐うふふ

 先日、住職がときがわ町(埼玉県比企郡)で美味しいお豆腐を買ってきてくれました。あー、これ、以前ときがわのお寺さんに頂いたお豆腐かもしれないねー、と話しながらあっという間にぺろりんこ。
 私は子どもの頃から好き嫌いはなかったのですが、お豆腐はあまり好きではなかったのです。幼き頃その話をした時に、両親は笑いながら「今に大人になったら好きになるよ」と言っていました。
 成人式を迎えても、相変わらず好きにはなれないお豆腐でしたが、広島教念寺に遊びに行った時、叔母が出してくれたお豆腐が、それはそれは美味しかったのです。いわゆる木綿の田舎豆腐で大豆の香りが立ち、甘みがあってギュギュッと濃いお豆腐だったのです。えー⁉︎ 東京じゃこんなに美味しいお豆腐食べられない!と驚きましたが、それよりもっと驚いたのは、それを機にお豆腐が大好きになった事です。
 うふふ、大人になったのね(笑)
 叔母にその話ができたのは、結婚してからずっとずっと経ってから、でしたけれど。その時、野菜嫌いな子が「本物」を食べるとその野菜が好きになるという話は本当だなーと思いました。普段手に入る薄利多売のお豆腐がまがいものとは言いませんが、材料や作る工程がやはり違うのでしょう。
 最初にときがわや広島の「本物」のお豆腐を食べていたら、私は子ども時代からお豆腐好きだったかもしれません。我が家の子ども達も、小さな頃はお豆腐があまり好きではなかったようでした。お精進の日にはお豆腐が大切なタンパク源ですから、好きになってもらわないと困るのです。がんもどき風にしたり豆製品でお肉っぽく加工してあるものを使ったり、実は親子バトルの日でもありました(笑)。
 ある時、手作り豆腐(スーパーで濃い豆乳とにがりがセットになって売っているアレ)を作ってみましたら、あのお豆腐また食べたい!となりました。
 最近は子ども達も大人になったので作らなくなりました。だから、住職、また美味しいお豆腐買ってきてね!
 親鸞さまのみ教えも、一見浄土真宗のようであっても、浄土真宗とは少し違うものが世の中にはたくさんあって、「本物」を知らないと、なんとなくそちらにズルズル引き摺られてしまう怖さがあります。本物を知る事は大切な事ですね。

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