お浄土を知ろう
あなたはどこに行きたいですか、と問われたら何と答えるでしょう。私は若い頃は南極でしたが最近はヨーロッパには行ってみたいと思っています。それは、景色であり歴史であり文化に触れてみたいと思うからです。
では、浄土に行きたいと思ったことはあるでしょうか。多くの方は亡くなったあとのことを漠然と考えているようです。亡くなった後のことは考えたくない、という人もいます。それはこの娑婆世界が悪いなりに住み心地よく過ごしているからかもしれません。
蓮如上人は御文章に「たとひ栄華栄耀にふけりて、おもふさまのことなりといふとも、それはただ五十年乃至百年のうちのことなり」と示されています。
私たちが生きるこの娑婆世界は迷いや悩みの多い世界です。逃れようとしても逃れることのできない「苦」がたくさんあります。
浄土とはどのような場所なのかというと争いや不安や病や死の苦しみから解放された世界であると示されています。
その風景は色とりどりの美しい蓮の花が咲き誇り、美しい音楽や鳥のさえずりが響き渡る穏やかな場所として描かれています。
七宝の宝池いさぎよく
八功徳水みちみてり
無漏の依果不思議なり
功徳蔵を帰命せよ
『浄土和讃』讃阿弥陀仏偈讃
(七種の宝で飾られた清らかな池には、八つの功徳をもつ素晴らしい水が満ち満ちている。煩悩の漏れることのない覚りの結果であるお浄土のありさまは、まことに不可思議である。この功徳の蔵である阿弥陀仏に帰命したてまつれ)
自分より先にお浄土に往生された親や夫や妻や子がどんなところにいるのかを聞かせていただかなければなりません。
仏法聴聞が大切なのは阿弥陀さまの導きが尊いものであることを聞かせていただくことに他なりません。
お浄土に心を寄せて参りましょう。


